環境への取り組み

ECO MEASURES

厳しい環境下での店舗運営は、すべての資源が効率化の対象

スーパーマーケットは多店舗展開の為、必然的に1店舗単位での省エネ化が求められます。店舗数が増えても環境負荷を最小限におさえる仕組みを構築し、エネルギー消費の見える化を行い環境負荷が少ない機械を導入しています。また、自治体との取り組みによるマイバック運動、植栽、店舗でのリサイクル活動による再資源化にも取り組み、地域に根差した環境への取り組みも行っています。

1.氷蓄熱+オール電化による省エネ推進

マルアイは全店オール電化になっています。給湯や冷暖房、厨房設備などの熱源をすべて電気で賄えば電気料金の大幅な割引が可能となる “業務用総合電化契約”を採用しています。氷蓄熱式冷凍・冷蔵ショーケースやエコ・アイス、蓄熱給湯システム・エコキュート、電化厨房・IHフライヤーなど、オール電化による光熱費のコスト削減は約2割に達します。割引契約の採用もさることながら、個々の電気機器の性能向上による省エネ効果をはじめ、全機器のコントロールを一元化し、エネルギーの無駄を省くことによる全体の最適化。そして環境に配慮した店舗及び設備設計による省エネ効果など、最適化への大きな取組みを実現しています。
さらに夜間電力の使用によりCO2の排出を大幅に軽減。環境に優しいシステムを目指しています。今後も更なる省エネが実現できる機器を積極的に取り入れていきます。

2.LED照明の取り組み

従来の照明設備より長寿命のLED照明。消費電力も押さえられ熱量の発生も少なく省エネルギー。交換のタイミングも長くなり、メンテナンス等の諸費用も抑えられます。廃棄物の抑制、省エネが推進でき環境に配慮した店舗作りの取り組みに欠かせない設備になっています。

3.地域に根ざした店舗ならではの対策をしっかりと

リサイクル活動や交通環境、美化対策など、企業が社会に貢献する役割は年々増し、行政や住民からの期待も大きく膨らんでいます。例えば全店舗に牛乳パックやスチール缶、アルミ缶、ペットボトルなどの回収ボックスを設置し、リサイクル活動に力をそそいでいます。また交通環境対策においては、地域協力店として店舗前にグリーンロードを提供し住民に24時間開放し、交通安全推進に協力しています。さらに騒音や生ゴミ臭の対策としては、店舗施設に生ゴミ庫やダンボール庫のほか防音設備内にコンプレッサーを設置するなど、公害防止指向型スーパーを目指しています。鮮魚の調理する作業で発生する「魚のあら」、揚げ物等を調理してでる「使用済みの油」はただ、そのまま廃棄物として処理するのではなく、発生時に丁寧に分別し提携企業の力により資源として再利用し新たな製品として生まれ変わっています。
一部の店舗におきましては、屋上緑化システム、太陽光発電システムを採用し少しでも環境に配慮した店舗を展開できるように努力しております。その他、全店舗では「レジ袋削減の取り組み」にも協力しています。

牛乳パックやスチール缶、アルミ缶、
ペットボトルなどの回収ボックス
油はね、油煙のない低温加熱方式で、
引火や火災の心配なし。
4.ペットボトルの水平リサイクル事業について

マルアイでは、家庭ごみとして分別回収したペットボトルを、全てペットボトルにリサイクルする事業「ペットボトルの『ボトル to ボトル』水平リサイクル事業」に参加しています。
この「ペットボトルの『ボトル to ボトル』水平リサイクル事業」は、東播磨2市2町の自治体(高砂市、加古川市、稲美町、播磨町)と民間企業(サントリーグループ会社)が連携し、地域住民が家庭で廃棄したペットボトルを自治体が回収し、民間企業が新たなペットボトル容器に再生させたあと、飲料工場で使用するという、半永久的に資源を循環できるリサイクルモデルです。

ペットボトルの水平リサイクル事業について